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I heard that there are a lot of dialects in Japan.

こんばんは、綿貫ある子です。

最近、「言語」というものに面白みを感じて、日本語、英語、アラビア語、ロシア語、アイヌ語などをうまい棒のように齧っていました。
その過程で綿貫が思ったのが、消滅危機言語のなんと多いことか、と。
死語になりつつも資料として残されてるものもありますが、ほとんどは謎になったままです。

さて先日とある方から、「日本にはいっぱい方言があるらしいですね」と言われました。
まったくもってそのとおりです。
英語で日本語は「Japanese language」ですが、広域の方言を含めたときは「Japonic languages」と区別するほどです。

日本方言は利益は少ないかもしれませんが、研究に値する題材です。

今回、綿貫は「ネットに上げておけばそのうち誰かが役立ててくれるんじゃね?」という方針のもと、おそらくもっとも詳しいであろう熊本弁(の一派)について記述しておきます。綿貫は厳密な熊本県民ではありませんが、今現在もっとも耳にした方言が熊本弁なのです。

では、面白そうな単語、マニアックな言葉に絞って解説しましょう。


「~(ン)ニキ・にき」 発音:níki
意味:(物理的・場所的に)~の近く
(ンは現代日本語の「の」に相当する助詞)
例文:ローソンは駅んにきにある。(=ローソンは駅の近くにある。)
・解説
さっそくマニアックな熊本弁です。熊本全域で使われてるかどうかかなり疑わしいレベル。若い人が使っているところを見たことが一切ない。
綿貫は消防署の人がこの言葉を使っているのを聞き、それ通じなかったらどうするのかと不安になったことがあります。
(その職員は電話で一般人から何かの詳しい場所を聞いていたのですが、普通にこの「~にき」を使っていた。大丈夫なのだろうか。火事のときに相手に通じなかったらと思うと妙に恐ろしい)


「ジゴンス・じごんす」 発音:dʒigάns
意味:肛門
・解説
ジゴ自体に尻の意味があるとも。
現在は語源をジゴ虫(=アリジゴク)と関連させるらしいが、綿貫的には「ジグモの巣」との関係が気になる。
綿貫の知る地方では肛門と地蜘蛛の巣穴のことを同じく「ジゴンス」という。
見た目から受けるイメージも似ているし、「ジグモ-ン-ス」が転訛したのではないかと推察。
(もっとも、昔から地蜘蛛のことをジグモと呼んでいれば、だが)


「オッペシャン・おっぺしゃん」 発音:ópeʃʌn
意味:不器量、不美人
・解説
わりと有名なほうに分類される熊本方言。
一般的に"opposite"(英:反対の)と"shon"(独:美しい)から成り立っているといわれている。
しかしながら、綿貫はものすごい勢いで否定的。
「オッペシャン」は人に対してしか使われないことと、「シャン」がいわゆる現代日本語の敬称のひとつ「さん」に相当する使われ方をしていることを考え、「オッペ-さん」が意味的に近いと考えている。
仮に英語+ドイツ語が語源としても、使用する人たちは「シャン」を「さん」に相当させてイメージし発音している。もっとも、そうするとオッペとは何なのかということになるのだが。
そもそも話し言葉で opposite なんて使うくらいなら普通に not を使わないだろうかとも考えている。opposite-shon が真の語源だとすれば、最初に作った人は辞書を引いて無理矢理作ったとしか思えず、広く浸透したとは思えないからである。ていうかこれを提唱したのが誰なのかいくら調べても分からん。どなたか情報を…。
(オッペは押す、尾っぽあたりで別地方の方言としては存在するが、なんともいえない。
 ニュアンス的には「おたふくさん」が一番オッペシャンに近いように感じているが個人的な感覚に過ぎない。)


「オッペシャンノダゴジュル」 発音:ópeʃʌn-nə-dάgədʒul
意味:オッペシャンの強調表現
・解説
あるいは「おっぺしゃんのだんご汁」。
オッペシャン自体は割と有名だが、派生系であるこの形についてはさほど知られていない。
オッペシャン-ノ-ダゴジュルで単語を切ることができ、語彙的形態素で割るとオッペ-シャン-ノ-ダ-ゴ-ジュルとなる。
ダゴジュルとは団子汁のことで、小麦粉で作った団子を味噌汁に入れる料理。
よって、直訳としては「不美人が作った団子汁」となる。

だが恐ろしいことにこの「オッペシャンノダゴジュル」なる単語は料理の名前ではなく、人に対して使われる形容詞性名詞である。
例文としては、「あんひたオッペシャンノダゴジュルじゃもぉんな」。
訳すと「あの人は不細工の作った団子汁だものね」となる。
うーむ。訳したはずなのに、まだすごさが残っている。

わりと日本語には詳しいつもりでいたが、日本において人間に対する表現として直接的に食べ物を使うのは珍しいと感じる。
「ダゴジュル-ン-ゴタル-オッペシャン」(=ダゴジュルのようなオッペシャン)という語順なら綿貫も何も思わず、要するに「団子汁のようなブサイク」なら違和感は微塵もないのだが、「ブサイクの団子汁」という表現だから強烈に惹かれた。

綿貫は最初にこの言葉を聞いたとき、思わず「それは人に使う表現なの?」と爆笑しながら訊ねてしまった。
そしてこのオッペシャンノダゴジュルこそがちょっとだけこの地域の方言を調べてみようという気になったきっかけの言葉である。


以上、今回は3件と1件の派生系。
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星八角ある子

Author:星八角ある子
或るライターの落描きブログ。
無尽に趣味へ走っています。
最近は地元ネタが増えています。

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