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まだカブトボーグを語るか。

こんばんは、綿貫ある子です。
さんざんカブトボーグを語りましたが、まだ語ります。

カブトボーグではよく5人の脚本家からなる脚本チームが話題に取り上げられます。
ニコニコ動画でのコメントでも、
「大和屋てめええええええええええええ」
「下山表に出ろ」
「千葉ちょっとこっち来い」
「隈沢……恐ろしい子!」
「やっぱり浦沢か……」
などがエンディングで流れます。

このうち、大和屋暁と浦沢義雄は明確な師弟関係にあります。
系譜としては以下のようになるようです。

鈴木清順(1923~);社会問題にもなった映画監督

大和屋竺(1937~1993):『ルパン三世』の代表的脚本家

浦沢義雄(1951~):脚本家

大和屋暁(1972~):脚本家。大和屋竺の実子


でもまあそんなことは今回はどうでもよくて。
カブトボーグの5人の脚本家を、カブトボーグ基準で比較してみます。

大和屋暁
構成、メインライター。
つまりカブトボーグアニメの脚本を手がけた中心的人物
序盤、終盤、ジョニー回、マンソン回はすべて大和屋脚本。
作風としては派手さとじわじわ来る雰囲気を併せ持ち、筋を通したり不条理だったりと多岐にわたる。

千葉克彦
8話で勝治のおじいさんを叩きのめすリュウセイさんを描いたり、23話で全員をマッチョにさせたり、29話でボーグオンさせたり、39話で劇場版カブトボーグを作ったり、48話で宿題争奪覇王を描いたり、49話で勝治を感動的に死なせたりした人物。
ついでにいうと14話で一度カブトボーグ世界を終わらせた人物。
要するに手がけた話はどれもインパクトがでかく、けれん味たっぷり。
伏線をすべて回収し、オチがついているという意味ではすっきり終わらせるが、投げっぱなしであることも多い。言い換えれば、投げっぱなし感がかなり意図的である。

下山健人
6話でお米問題を取り上げ、18話で日本の経済水域を削り、31話では神vs王vs軍vs民の体制問題を描き、43話では深刻化するワンコインボーグ問題を題材とし、社会派の脚本を多く手がける。
その一方、21話では勝治がトムキャットレッドビートルを借りるバトル、26話・47話ではケンの女性関係バトルなど、いわくつきのボーグバトルの演出にも定評がある。
千葉脚本とも近いが、千葉脚本は「細かいことはいいんだよ!」と吹っ飛ばすのに対し、下山脚本は「細かいところに無理やり理由をつけて逆にギャグになる」ところがある。

隅沢克之
カブトボーグでは3話しか手がけておらず、10話の兄貴(EU)回、13話・24話の修行回を担当。
このうち10話、13話はカブトボーグ全体を通してインパクトが弱め(普通に見ればインパクトがあるが、他の脚本が強力すぎる)だが、24話でリュウセイさんに「無一物」を開眼させているので、たった3話しか担当していない割には妙に印象に残る。
「兄弟対決」や「修行」、「主人公を待って時間を稼ぐサブキャラ」など王道要素を中心に、不条理な展開へ持っていく系統。

浦沢義雄
「素パスタ」「おばさん」「国民年金」「辱めてやろうよ」「野菜ボーグ」「ボーグバトルの起源」「亀田親子」「美少女(親父)」「黙れ馬鹿親が!」「スリ→給食→宇宙人」「愛機を河へ投げ捨てる」「らんららんら」の脚本。
ベネチアンの元ネタは『美少女仮面ポワトリン』(※)であり、ベネチアン回を担当している。
また、養殖ボーグや野菜ボーグ、天然ボーグ、ボーグ工場など、カブトボーグの生産手段が全編を通して一致していないが、複数の脚本家でズレが生じたわけではない。それらの脚本はすべて浦沢脚本である。
とにかく不条理の塊のような脚本で、投げっぱなしが多い。なお、浦沢義雄本人は製作されたアニメをあまり見ないらしい。どこまで投げっぱなしであるのかは本人しか分からない。
カブトボーグ的には、勝治の奇抜なセリフ・言動やソロバトルが多く、逆にケンのソロバトルは一度もない。

(※)
ポワトリンの原作は石ノ森章太郎御大だが、浦沢義雄が全話の脚本を手がけたため実質的に浦沢義雄の代表作のようになっている。



なお、この5人の脚本チームはカブトボーグの製作終了後にアニメ『BLUE DRAGON』の脚本を手がけた。
きっかけは「カブトボーグの脚本の良さを買われて」だったという。


プロフィール

星八角ある子

Author:星八角ある子
或るライターの落描きブログ。
無尽に趣味へ走っています。
最近は地元ネタが増えています。

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